【人間社会学科】「藤井寺GO」が優秀賞!藤井寺高校×大阪大谷大学 高大連携 シリアスゲーム企画コンペを開催しました

社会連携
2025.08.09

人間社会学部 

【人間社会学科】「藤井寺GO」が優秀賞!藤井寺高校×大阪大谷大学 高大連携 シリアスゲーム企画コンペを開催しました

2025年8月1日(金)、大阪大谷大学人間社会学部人間社会学科(担当:岡島、中村、政清)では、大阪府立藤井寺高校との高大連携企画として、「パワーアップ藤井寺 ~藤井寺をより元気にするためのシリアスゲーム企画コンペ~」を開催しました。

このイベントは、地域の課題解決をテーマとした「シリアスゲーム(※)」の企画を、藤井寺高校マルチメディア部の生徒たちが立案・発表するものです。生徒たちは5チームに分かれ、それぞれ藤井寺市の魅力や課題を調査・分析し、ゲームの構想、ターゲット、進行方法、地域との関わりなどについて、パワーポイントを使ってプレゼンテーションを行いました。

【事前準備の取組】
本コンペに先立ち、本学からは人間社会学科データサイエンスコースの政清史晃教授によるプログラミングの体験授業や、現代社会コースの岡島克樹教授による「地域課題」に関する講義が実施されました。「藤井寺の課題を解決・緩和するためのシリアスゲームを企画してください」というミッションのもと、生徒たちは創造的なアイデアを形にしていきました。

【当日の発表・受賞チーム】
当日は、学部長の中村雅司教授を含む大学教員および藤井寺高校教員による審査が行われ、どのチームも大人では思いつかないようなユニークで意義深い提案を披露しました。審査では、資料の見やすさやプレゼンの工夫、地域への視点などが高く評価されました。各チームの発表内容と受賞結果は以下の通りです。

【優秀賞】
◆チーム名「2000円なくなった」…見事、優秀賞に輝いたのは「藤井寺GO―藤井寺を知ってもらう―」と題するシリアスゲームを企画したチーム。かれらの企画は、藤井寺市内の名所をオンライン上でめぐるというもので、ゲリライベントの開催なども盛り込まれた充実の内容でした。発表資料は作成するうえでおさえるべき基本をしっかり踏まえたもので、さらに「ボケとツッコミ」を交えたユーモアあふれるプレゼンテーションで会場を沸かせました。

【努力賞】
◆チーム名「三味(さんみ)」…藤井寺市の施策に関するアンケートに答え、市長に届ける仕組みを取り入れたシリアスゲームを企画。
◆チーム名「遊戯抽選中毒」…ホラーゲーム『8番出口』をモチーフに、商店街からの脱出を通じて地域の魅力や祭りを体験するストーリー型ゲームを企画。
◆チーム名「チーム藤井寺」…『ネプリーグ』のトロッコアドベンチャーのように、難読地名の漢字クイズを通じて地域を知るクイズ形式のゲームを企画。
◆チーム名「松田先生と愉快な仲間たち」…乙女系ノベルゲームと御朱印巡りを融合させ、藤井寺の文化や歴史に親しむ学習型ゲームを企画。

【まとめ】
今回のコンペは、授業ではなくクラブ活動を通じて、高校生が地域を知り、主体的に課題を考える貴重な学びの機会となりました。多くの生徒からも「地域のことを改めて考えるきっかけになった」との感想があり、教育的な意義の大きさがうかがえました。
本学人間社会学部では、今後も藤井寺高校をはじめとする地域との連携を強化し、高校生の創造的かつ実践的な学びを支援してまいります。

※シリアスゲームとは、エンターテイメント性を持ちながらも、社会課題の学習や解決を目的としたゲームのこと。コンセプト企画だけでなく、実際にゲームを制作する取り組みも広がりを見せています。