アロマ部ParFum、高知県立牧野植物園を訪問し薬用植物などを見学

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2025.10.15

教育学部 薬学部 キャンパスライフ 

アロマ部ParFum、高知県立牧野植物園を訪問し薬用植物などを見学

 2025年10月3日から5日にかけて、アロマ部ParFumの薬学部生8名(1回生5名、2回生3名)と教育学部1回生1名が、顧問の朴准教授(薬学教育支援・開発センター)および窪木助教(有機化学講座)とともに高知県立牧野植物園を訪問しました。

学生たちは現地での観察や交流を通して、植物の多様性や薬学との関わりについて理解を深めました。なお、本活動は本学の「令和7年度学生企画研究活動助成事業」に採択され、支援を受けて実施されました。

牧野植物園は、日本の植物分類学の父と称される牧野富太郎博士の業績を顕彰する植物園であり、約3,000種以上の多様な植物が栽培されています。園内では、学術的価値の高い標本や薬用植物を通して、植物がどのように医薬品や香料の原料として利用されてきたのかを、実際の現場で学ぶことができました。

今回は特別に、通常は一般公開されていない植物標本の製作現場を見学させていただきました。標本製作の工程や保存管理の工夫を間近で見学することで、植物を学術的に記録し、後世に伝える意義を実感することができました。さらに、高野園長自ら薬用植物園をご案内くださり、植物の分類学的特徴や生薬としての利用、香料植物に含まれる成分について、専門的な解説をいただきました。

学生たちは講義や実習で学んだ知識を思い出しながら熱心にメモを取り、香りや質感を確かめるなど、五感を通して学びを深めていました。

今回の見学を通して、学生たちは薬学と植物学、さらには香料やアロマテラピーなどの応用分野とのつながりを体感しました。

教室での学びを社会と結びつけるこのような実践的な学外活動は、専門知識の理解を深めるだけでなく、学びを広い視野で捉えるきっかけにもなりました。

最後に、本活動の実施にあたりご支援いただいた本学研究活動事業運営委員会の皆さまおよび、見学に際して多大なご協力を賜りました高知県立牧野植物園の皆さまに、心より感謝申し上げます。