文学部
11月15日(土)に、後期3回目のフィールドワークで飛鳥の古代遺跡や博物館を巡りました。
今年は本学科の授業内容にも関連する展示がおこなわれていたこともあり、遺跡よりも博物館を中心に巡ることになりました。しかし、このような時に限って天気は快晴で、少しもったいない気もします。
飛鳥資料館に集合し、午前のほとんどを使って常設展と特別展「古代技術の精華―飛鳥池工房―」を見学しました。なかでも特別展は、タイトル通り、飛鳥時代の技術の粋が集められた展示でした。
奈良県立万葉文化館に向かう途中、飛鳥東垣内遺跡に立ち寄りました。目立たない遺跡ですが、飛鳥池工房と密接に関係している運河跡です。事前授業と現地の景観とを合わせて、学生たちは説明を聞きながら想像を膨らませていました。
万葉文化館では、昼食も含めた長めの見学時間を取り、おのおのが自由に行動していました。それぞれの興味に合わせて有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。今年も万葉クイズは盛況でした。
最後は、水落遺跡と明日香村埋蔵文化財展示室の見学です。水落遺跡は、飛鳥資料館で立体的な復元を見ていたので、現地と合わせてより理解が深まったはずです。展示室の方は、狭いスペースにもかかわらず、長時間見学する学生がいて、その熱心さに驚かされました。
フィールドワークと言いながら博物館見学ばかりでしたが、一級の文化財を直接目にすることができたので、これはこれで意義があったのかもしれません。
