文学部 日本語日本文学科
日本語のおもしろさを
伝え、意欲ある外国人
学習者を支えたい
美濃部 楓さん(2022年卒業)
ハウディ日本語学校 勤務
日本語教師を志望するきっかけは、留学生にはじめて教えた3年次の日本語教育実習。この時、学習者から日本語のおもしろさに気づかせてもらいました。さらに4年次で日本語学校や大学で多くの現場経験を積めたことが今の私の財産になっています。学習者の理解度に合わせて臨機応変に授業を変える実践力が役立っています。最初の実習で感じた「意欲的に日本語を学ぶ学習者を支えたい」という原点を大切に、外国人学習者が疑問や不安を気軽に話せる先生でありたいです。
文学部文学部 歴史文化学科
文化財の最先端で活躍
できる考古学者をめざして
大谷 舞さん(2019年卒業)
大阪大谷大学大学院 文学研究科 歴史文化学専攻 博士前期課程 在学、(公財)大阪府文化財センター勤務
考古学を仕事にしたいと思ったきっかけは、学生の時に参加した古墳群の発掘調査や測量調査です。大学では翡翠製品を卒業論文のテーマに、大学院ではテーマを変え、人物埴輪について研究しました。
私は、将来、文化財の最先端で活躍できる考古学者をめざし、現在は埋蔵文化財調査員として、文化財や考古学のために何ができるのかと、日々、遺跡の記録保存について考えています。遺跡調査は毎日新しい発見があり、とてもワクワクします。それらを評価するには専門知識が必要で、さらに学び続けていくことが必要です。皆さんも、まずは自分の好きなものから、研究の幅を広げてみてはいかがでしょうか?これからたくさんやりたいことがある人も、めざしているものがある人も、私は応援したいと思います。
教育学部 教育学科
一人ひとりの強みを伸ばす教育を実践していきたい
金沢 しずくさん(2022年卒業)
大阪府立堺聴覚支援学校 勤務
この学校では、聴覚に障がいのある子ども、知的障がい、肢体不自由の子どもたちがともに学んでいます。私は中学部3年生のクラス担任と、国語の教科指導を担当。ほとんどの授業は手話と、図やイラスト、写真などを見せながら進めていきます。障がいの状態も理解度もみんな異なるので、一人ひとりに合った教え方を工夫したり、支援教材を用意したりするのは簡単ではありません。そんな時、思い出すのは「きらり教室」での学び。その子の興味や得意に目を向け、どうすれば強みを伸ばせるかを考え実践した経験が、今、子どもたちに向き合ううえでの指針となっています。
教育学部 教育学科人間社会学部 人間社会学科
大学での幅広い学びの機会を存分に活かして
竹田 優香さん(2024年卒業)
TISソリューションリンク株式会社 勤務
お客様の「こんな機能がよい」という思いを実現する為に、システムエンジニアとしてシステムの基本設計業務を行っています。この業務にはIT技術だけでなくお客様の業界知識も欠かせません。現在は会計知識が必要な業界を担当しており、大学で学んだ情報学に加えて会計学の知識が役立っています。日々勉強が必要な職業ですが、やり遂げたときの達成感は格別です。皆さんにも、この大学での幅広い学びの機会を存分に活かしていただきたいと思います。
人間社会学部人間社会学部 心理・福祉学科※
(※旧:人間社会学科 社会福祉コース)
対人援助スキルなどの
専門性を活かして
立石 淳さん(2025年卒業)
大阪府立障がい者自立センター 勤務
仕事の魅力は、社会福祉職として多様な分野で専門性を活かせる点にあります。配属先によってはさまざまな分野を担当するため、幅広い知識や経験を積むことができます。学生時代に心理学や社会福祉学、特にソーシャルワークについて深く学んだことで、目に見える行動だけでなく、その背景にある感情や思考にも目を向ける視点が養われ、他者への理解や共感が深まりました。また、グループワークなどを通じて身につけた対人援助のスキルや専門的な知識は、現在の業務にも活かされています。これから大変なこともあるかもしれませんが、応援しています。頑張ってください。
人間社会学部人間社会学部 スポーツ健康学科
ベストな一本を提案する
やりがいは、スポーツの
指導と似ています
渡邉 考裕さん(2022年卒業)
つるや株式会社 高知店 勤務
現在、ゴルフ用品の販売、ゴルフクラブの修理対応を行っています。ゴルフクラブのような高額商品の場合は、年齢、競技レベルやスポーツ歴、使っていたモデルなどをじっくりとうかがいます。そのうえで、何百とある種類からベストな一本を探すお手伝いをするのが私の仕事です。大学では球技スポーツの指導法について学びました。一人ひとりに合った指導を見出すおもしろさややりがいは、まさに現在の仕事と共通するもの。スポーツを通じて得た、多角的な視点から考え、最適解を見つける力が今に役立っています。
人間社会学部薬学部 薬学科
専門性を高め、認定薬剤師
としてキャリアアップを
めざしたい
溝端 友希さん(2017年卒業)
地方独立行政法人 堺市立病院機構
堺市立総合医療センター 勤務
重症度・緊急度が高い患者さんを受け入れる、救命病棟の薬剤師として勤務しています。入院患者さんの服薬管理や指導に加え、調剤業務や抗がん剤ミキシング業務なども担当。HIV、褥瘡(じょくそう)、抗菌薬適正使用支援の医療チームにも所属し、医療専門職と連携しながら患者さん一人ひとりの状態に応じた治療・ケアに当たっています。薬剤師として学び続ける姿勢も、多職種と協働するうえで欠かせないコミュニケーション能力も、大学6年間の学びから得られたもの。さらに専門性を高め、HIV感染症薬物療法認定薬剤師として長期にわたる薬物治療をサポートしていきたいと考えています。
薬学部 薬学科